うろうろ雑感ノート

文章創作に挑戦する一個人のブログです。 日々の生活の中で気になること、思うこと、 そして自他の作品に関する考察を中心に、日記形式で書いてゆきます。

斉藤智晴さんのご逝去を悼み


 去る7月29日、
カルドセプト・カードイラストレーターの
お一人である斉藤智晴氏が亡くなられた。

 享年38、若い。


 『カルド1』のカードイラストは、上記斉藤氏
と中井覚氏のお二人だけで描かれていた。

 つまり、斉藤氏はカルド世界のイメージの半分を
形作った絵師なのである。

 斉藤氏の絵柄に、私は「イラスト」よりも
「絵」の強さ(アクの強さでもある)を感じて
心惹かれてきた。

 雑誌『ゲーム批評』の連載(ゲーム淑女録)も
いつも楽しみにしていたし。

 それだけに、『2』で斉藤氏のカード絵が
ないことは寂しかった。

 確かにシステム面では洗練が進んだものの、
カード絵もキャラクターも、小奇麗だけれど
「味」の薄い絵柄ばかりになったな――と、
TV画面を眺めながら思っていた、いつも。


 「サーガ」で斉藤氏の新しいカルド絵を見ることが
できるといっても、それは「大勢の中の一人」に過ぎず、
かつての『1』のように独特の「色」がゲーム全体を彩り
支配するケースとでは、存在の意味が天と地ほども違う。



 独自の「色」を、「味」を、「個性」を大切にしながら
ちびちびと商売を続けることが、ヴィデオゲームの場合は
どうしても難しいと云うのであれば、

 ヴィデオゲームのソフトが囲碁やチェスと肩を並べる日が
来ることは永久に無いのではなかろうか、と、

 悔しい気持ちで唇を噛むものである。


 

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